女性が後ろめたさを感じず、生き生きと働ける環境を VOL.1
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エムズサイエンス社員の男女比率は、女性が87.2%と圧倒的に多い。また、社員の2人に1人が現在子育て中である。
マーケティング部所属の中村舞子(写真左)は、短時間勤務制度を利用して働く、そんな子育て中の正社員の一人だ。子どもがまだ小さいため、急な発熱や病気で、早退や欠勤せざるを得ない時もあるが、常にチーム制で仕事をしているため、業務に大きな支障は出ない。「罪悪感」よりも、「仲間への感謝の気持ち」を抱きながら日々業務にあたっている。 -
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女性が多く活躍するマーケティング部。多忙でもフォローし合い、いきいきと業務をこなしている
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このように、エムズサイエンスで女性が生き生きと働く背景には、社長である山口真の、女性活躍推進に向けた並々ならぬ思いと使命感があった。最近、多くの企業がそうであるように、エムズサイエンスも、子育てや親の介護をしながら働き続けられるよう、時短勤務やテレワークを導入している。しかし、制度を整えるだけでは十分ではない、と山口は考える。家庭の事情で早退したり、欠勤したりせざるを得ない状況になっても、後ろめたさを感じずにすむような職場の雰囲気づくりが不可欠なのだ。
誰かが休むことで、他のスタッフが2倍も3倍も仕事をしなければならず、疲弊するような状況では、業務に支障が出るだけでなく、社員同士の関係性にも悪影響を及ぼしてしまう。そのために、山口が覚悟と信念をもって取り組んだのは、女性活躍のための「仕組み」を作ることだった。(VOL.2に続く)